全国物流ビジネスコンテスト〜ロジたま〜では、オンライン審査会が2月27日に開催され、3月5日には表彰式が行われました。

全国から54チームのエントリーを頂き、プラン提出数38プランのプレゼン動画が提出されました。
(全国の17の大学・専門学校から総勢112名の学生が挑戦)

提出されたプレゼン動画は、ロジたま専用のYou Tubeチャンネルに公開し、「再生回数」や「いいね」の数で評価する「一般投票」と、JL連合会に所属する組合員(運送事業者)からの「組合員投票」によって、1月15日〜2月15日の期間でパブリック評価を実施。
38プランから選ばれた15プランで最終選考をオンラインで開催しました。

最終選考に残った15プランをオンライン審査


  

オンライン審査会では、YouTube上に公開されたプレゼン動画をもとに、審査員5人による質疑応答が行われました。

審査は「新規性」「将来性」「共感性」の3つ視点から採点し、以下の賞を決定しました。

 

全15プランから各賞が決定!


【金賞】キャラクターで物流業界を身近に~パルが解決のキーワード~
チーム:中村 早希(安田女子大学)

子供たちの「将来の夢」の候補にあがらない職業。“物流業界”
私たちは物流があるからこそ暮らしていけているのに、そのことに気が付かない。そこで、幼少期から、物流業界やトラックに興味を持ってほしいという狙いで作成するのが、JL連合会公式キャラクターの“パル”を活用した絵本である。幼少期に興味を持ってもらうだけでなく、若者がキャラクターのパルを活用したクリエイティブ制作や広報に関わりながら物流業と兼業することで、新たな働き方“クリエイティブ×物流”を提案する。

 

【銀賞】「モノを運ぶ時代」に終止符。これからは「モノが動く時代」に!
チーム名:こめだ(産業能率大学)

現在、物流の2024年問題として時間外労働の上限規制により、モノが運べなくなる恐れがある。そこで今回は、「モノを運ぶ時代」に終止符。これからは「モノが動く時代」に!をコンセプトに新たな配送手法である「地下」を提案する。具体的に地下での輸送を可能にするプロジェクトCSS(Cargo Subterranean System)を軸に物流の2024年問題だけでなく、環境問題、SDGsなど一括して課題解決を果たす。また、地下輸送を実現すればこの先も使い続けられるため、将来に渡る物流問題も解決出来る。

 

【銅賞】トラックドライバーに対する荷役と消費者の意識改革
チーム名:産能急便(産業能率大学)

現状のトラックドライバーの運行時間内に荷役、荷待ち時間という無駄な時間があるため、この時間を短縮する必要がある。現状、荷待ちのアプリが業界全体で統一されていないため、業界全体でアプリを統一し連絡の簡略化や簡単予約ができるようになる。またマナーアップ強化月間でドライバーに安全意識をもってもらい、マナー違反をなくす。
消費者視点では消費者が個人配達の際に自ら近くの受け取りスポットに取りに行くスタイルにすることによってドライバーが個人宅への配送の負担がなくなる。もう一つは物流を学ぶ機会創出のため、社会科見学や企業の学校訪問特別授業で小さいうちから物流に関する知識等を学び、物流に関する関心度を高める企画。

 

【審査員特別賞】ドライバー不足解消のための大学生の時間割共有アプリの提案
チーム名:チーム ハタチッ☆(熊本学園大学)

コロナ禍から様々な理由により通販業界の需要が拡大する一方で、配達ドライバーの人員不足による、長時間労働や再配達の負担が大きいのも事実です。そこで、大学にて荷物を受け取ることを可能とし、学校の講義のついでに生徒が荷物を受け取れ、発生した段ボールは大学で再利用することも可能なため、簡単に処理ができるようになります。また専用のアプリを作成し、学生1人1人の時間割をアプリで共有、他学生との共同購入、受け取りの際の証明や配達状況が簡単に把握することができます。また、タイムセールやクーポン配布の通知や授業の空きコマで入れるようなアルバイト情報も共有でき、波及効果を促します。

 

オンライン表彰式


3月5日に「近畿地域本部」「関東地域本部」「中国・四国地域本部」の3箇所を繋いでオンラインで表彰式が行われました。

 

 

 

表彰式後は、審査員たちと今後の展望や今回参加にあたっての感想などの共有を時間の許す限り話し合い、とても良い時間を過ごすことができました。

今後の将来を担う人財としてみなさんの更なる活躍に期待をしています。
この度は本当におめでとうございました。

トップへ